RPO(Recovery Point Objective:目標復旧時点)は、システム障害時に「いつの時点のデータまで戻すか」を示す指標で、許容できる最大データ損失量のことです。バックアップ頻度(日次・時次など)を決定し、短くするほどデータ損失は減るがコストが増加します。
RPOのポイント:
- 定義: 障害発生時から遡って、過去どの時点までのデータを復旧するか。例えば「RPO=1時間」は、最大1時間前までのデータしか失わない(=1時間以内のデータを復旧する)という意味。
- 目的: 許容できるデータ損失の範囲を定義し、BCP(事業継続計画)や災害復旧(DR)の設計基準とする。
- RTOとの違い: RPOは「データの時点」を指し、RTO(目標復旧時間)は「システムが復旧するまでの時間」を指す。
- 設定の目安:
- 0秒~1時間: 銀行やECなど、金融・リアルタイム取引。
- 1~4時間: 一般的な企業基幹システム。
- 4~12時間以上: 更新頻度が低いデータ。
- 削減策: バックアップ頻度向上、レプリケーションの導入、CDP(継続的データ保護)の利用。
RPOが0秒の場合、障害発生直前までのデータが維持され、データ消失がほぼないため、極めて厳格なレプリケーション技術が必要となります。

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