カーネルモードとは、CPUの2つの動作モードのうち、OSの核(カーネル)が動作する高い特権を持つモードで、ハードウェアへの直接アクセスやシステムリソースの完全な制御が可能です。これに対し、通常のアプリケーションが動く「ユーザーモード」は制限されており、システム保護のためにカーネルモードと分離されています。ユーザーモードのアプリがシステム機能を使いたい場合はシステムコールを介してカーネルモードに依頼します。
カーネルモードの主な特徴
- 高い特権: すべてのCPU命令とシステムリソース(メモリ、ディスク、ネットワークなど)に直接アクセスできます。
- OSの核: OSのカーネルやデバイスドライバなどがこのモードで動作し、システム全体の管理を行います。
- システム安定性の要: 非常に強力な反面、カーネルモードでの誤動作やバグはシステム全体をクラッシュさせる(ブルースクリーンなど)リスクがあります。
ユーザーモードとの違い
- アクセス権限: ユーザーモードは制限され、カーネルモードは無制限。
- 実行内容: ユーザーモードはアプリ、カーネルモードはOSのコア機能。
- セキュリティ: 分離することで、アプリの不具合がシステム全体に影響するのを防ぎ、安定性とセキュリティを高めます。
関係性(システムコール)
ユーザーモードのアプリケーション(例: Word、Chrome)がファイル保存や画面表示など、システムレベルの操作を行いたい場合、システムコールという仕組みを使ってカーネルモードに処理を依頼します。これにより、アプリは直接ハードウェアに触らず、安全にシステムを利用できるのです。

コメント