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【応用情報技術者試験】スクラム

スクラムは、アジャイル開発の手法の一つで、小規模なチームが「スプリント」と呼ばれる短期間のサイクルを繰り返し、顧客価値を最大化しながら製品を迅速に開発するためのフレームワークです。プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者の3つの役割を中心に、計画・開発・テスト・リリースを短いイテレーション(繰り返し)で実行し、変化に柔軟に対応できるのが特徴で、ソフトウェア開発だけでなく、様々なプロジェクトで活用されています。 

スクラムの主な特徴

  • チーム: プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者からなる10人以下のチーム。
  • スプリント: 1〜4週間の短い開発期間。この期間中に「計画」「設計」「開発」「テスト」を繰り返す。
  • 役割:
    • プロダクトオーナー (PO): 製品の方向性を決定し、価値を最大化する。
    • スクラムマスター(SM): チームがスクラムを円滑に進められるよう支援する。
    • 開発者 : 実際にプロダクトを作るメンバー。
  • イベント: スプリントプランニング、デイリースクラム(朝会)、スプリントレビュー(成果発表)、スプリントレトロスペクティブ(振り返り)など。
  • 原則: コミットメント、勇気、集中、公開、尊敬の5つの価値観を重視する。 

スクラムの目的

  • 顧客のニーズを早期に把握し、価値の高いプロダクトを継続的に提供する。
  • 変化に強く、柔軟に開発を進める(アジャイル)。
  • チームの自律性と協調性を高め、問題解決能力を向上させる。 

語源

ラグビーの「スクラム」から来ており、共通の目標に向かってチーム一丸となって前進する姿勢を表しています。 

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