サービスライフサイクルとは、サービスを企画・設計・導入・運用・改善するという一連のプロセスを指します。一般的にはITIL v3における「サービスストラテジー(戦略策定)」「サービスデザイン(設計)」「サービストランジション(導入)」「サービスオペレーション(運用)」「継続的なサービス改善」の5つのフェーズで構成されます。このサイクルは、製品のライフサイクルが「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」に分けられるのと同様に、サービスの誕生から衰退までの過程を管理するために用いられます。
ITサービスライフサイクルの5つのフェーズ
- サービスストラテジー(サービス戦略): サービスを提供する上での戦略を策定し、提供するサービスの全体方針を決定します。
- サービスデザイン(サービス設計): サービス戦略に基づいて、具体的なサービスを設計します。
- サービストランジション(サービス導入): 設計されたサービスを、実際の運用環境に導入するための準備と実行を行います。
- サービスオペレーション(サービス運用): サービスを実際に運用し、日常的な業務を行います。
- 継続的なサービス改善: 運用中のサービスを継続的に見直し、改善を図ります。

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