WORM(ライトワンスリードメニー)は、一度書き込んだデータを変更・削除できないようにする機能です。これにより、データの改ざんや誤操作による削除を防ぎ、重要な情報を保護できます。一方、ワーム(Worm)は、ネットワークを通じて自己増殖するマルウェアの一種で、感染拡大を目的とします。
WORM(Write Once Read Many)
WORMは、データストレージ技術の一種で、一度書き込んだデータは変更や削除ができないようにする機能です。これにより、データの改ざんや誤操作による削除を防ぎ、長期保存が必要なデータの保護に役立ちます。
- 特徴:
- 一度書き込んだデータは変更・削除不可
- データの改ざんや誤操作による削除を防止
- バックアップデータやアーカイブデータの保護に有効
- コンプライアンス対応に役立つ
- 利用例:
- 金融機関における取引記録の保存
- 医療機関における患者データの保存
- 企業における契約書や legal document の保存
- バックアップデータの保護
- WORM対応製品:
- テープドライブ
- ストレージシステム
- バックアップソフトウェア
ワーム(Worm)
ワームは、ネットワークを通じて自己増殖するマルウェアの一種です。感染したコンピュータから他のコンピュータに拡散し、システムへの不正侵入や情報窃取などの被害をもたらします。
- 特徴:
- ネットワークを通じて自己増殖
- 他のコンピュータに感染を拡大
- ユーザーの操作を必要とせず、自律的に拡散
- 被害例:
- コンピュータの乗っ取り
- 情報の窃取
- システム障害
- 対策:
- セキュリティソフトの導入
- OSやソフトウェアのアップデート
- 不審なメールやリンクの開封を避ける
- ネットワークの監視
まとめ
WORMはデータの改ざん防止に役立つ機能であり、ワームは悪意のあるマルウェアの一種です。両者は全く異なる概念であり、混同しないように注意が必要です。
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