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【応用情報技術者試験】RFC

「Request for change」(RFC)は、ITシステムやサービス、プロジェクトの計画や方針などに対して、変更を提案する文書やプロセスを指します。変更内容の詳細、理由、影響などを記録し、変更管理プロセスを通じて評価・承認され、サービスの改善や障害からの復旧に活用されます。

RFCの主な目的と要素

  • 変更の記録と管理:全ての変更要求を統一されたフォーマットで記録・管理します。
  • 明確なコミュニケーション:変更の提案者、内容、理由、影響、時期、承認者などを明確にします。
  • 意思決定のサポート:変更提案の妥当性を評価し、変更の可否を決定するための情報を提供します。

RFCのプロセス

  1. 要求:個人や組織が変更を提案します。
  2. 文書化:提案内容を RFC として文書化し、変更管理システムに記録します。
  3. 評価:変更管理委員会(CAB)などが内容、影響、必要性、費用などを評価します。
  4. 承認:評価に基づき、変更の承認または否決が決定されます。
  5. 実施:承認された変更が実施され、完了まで管理されます。

関連する用語

  • 変更管理(Change Management):変更要求を管理するためのプロセス全体を指します。
  • 変更管理委員会(CAB):変更の可否を決定する組織です。
  • ECR(Engineering Change Request):設計変更の要求に使用されるドキュメントを指し、特に製造業で使われます。

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