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【応用情報技術者試験】HTTP over TLS

HTTP over TLS (HTTPS)とは、HTTP通信をTLS (Transport Layer Security)によって暗号化することで、より安全な通信を可能にするプロトコルです。これにより、通信内容の盗聴や改ざん、中間者攻撃を防ぐことができます。

詳細:

  • HTTPの課題:HTTPは、Webサイトとブラウザ間の通信において、データを暗号化せずに送受信するため、盗聴や改ざんのリスクがありました。
  • TLSの役割:TLSは、通信を暗号化するためのプロトコルであり、HTTP通信にTLSを適用することで、安全な通信を実現します。
  • HTTPSのメリット:
    • データの暗号化:通信内容が暗号化されるため、第三者による盗聴や改ざんを防ぎます。
    • 認証:接続先のサーバーが正規のものであることを確認できます (証明書による認証)。
    • プライバシー保護:ユーザーの個人情報や機密情報を安全に送受信できます。
  • HTTPSのデメリット:
    • 通信速度の低下:暗号化・復号処理のため、わずかながら通信速度が低下する可能性があります。
    • 導入コスト:証明書の取得や設定に費用と手間がかかる場合があります。
  • HTTPSの普及:近年、Webサイトのセキュリティ強化のため、HTTPSの導入が推奨されており、多くのWebサイトでHTTPSが利用されています。
  • HTTP/2との関係:HTTPS化により、HTTP/2という高速なプロトコルを利用できるようになるため、Webページの表示速度が向上する可能性があります。

まとめ:

HTTPSは、HTTP通信をTLSで暗号化することで、安全なWebサイトの利用を可能にするプロトコルです。

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