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【応用情報技術者試験】直接アドレス方式

直接アドレス方式とは、CPUが命令を実行する際、命令のオペランド部(アドレス部)に書かれた数値をメモリ上の「有効アドレス(データの実際の番地)」として直接使い、その番地にあるデータを取り出す、最も単純なアドレス指定方法です。命令に「1000」とあれば、メモリの1000番地からデータを読み込む、という具合で、非常に分かりやすい反面、プログラムのメモリ上の配置が固定されるという制約があります。 

仕組み

  1. 命令: CPUが「ロード(読み込み)」命令を受け取る。
  2. オペランド部: 命令の一部(オペランド部)に「1000」という数字が記述されている。
  3. 有効アドレス: この「1000」がそのまま有効アドレス(データの番地)となる。
  4. データ取得: CPUはメモリの1000番地にアクセスし、その場所にあるデータを取得して処理する。 

特徴

  • シンプル: 最も単純で分かりやすい方法。
  • 高速: メモリからアドレスをさらに検索する必要がないため、比較的速い。
  • メモリ配置の固定: プログラムのメモリ上の位置が固定されるため、柔軟性に欠ける場合がある。 

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