【応用情報技術者試験】マネジメント予備

マネジメント予備(management reserve)とは、プロジェクトにおいて、あらかじめ想定しておらず、特定できていない「未知の未知」の事態が発生した場合に備えて計上される予備費(または期間)です。プロジェクトの総予算には含まれますが、コスト・パフォーマンス・ベースラインには含まれず、使用するにはプロジェクトスポンサーなどの承認が必要になります。

マネジメント予備の主な特徴

  • 「未知の未知」のリスクに対応:リスクとして特定できていない、全く予期できない事態(例:新型コロナウイルスの流行)に備えるのがマネジメント予備です。
  • プロジェクト全体の予備:特定の個別リスクではなく、プロジェクト全体に影響を及ぼす予期せぬ状況に備えるものです。
  • 使用には承認が必要:マネジメント予備を使用する際は、プロジェクトマネージャーだけでなく、スポンサーなどの管理者の承認が必要となります。
  • 予算管理の対象:プロジェクトの総予算には含まれますが、プロジェクトマネージャーが管理するベースラインには含めず、スポンサーなどが管理します。

コンティンジェンシー予備との違い

  • コンティンジェンシー予備:事前にリスクとして認識され、特定の個別リスクに対応するために計上される予備費です。
  • マネジメント予備:リスク分析で特定できなかった「未知の未知」のリスクに対応するための予備費です。

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