ペアプログラミングとは、2人のプログラマーが1つのコンピュータを共有し、1人がコードを書く「ドライバー」、もう1人が全体を指示・レビューする「ナビゲーター」として役割分担しながら開発を進める手法です。リアルタイムでの意見交換により、バグの早期発見、品質向上、知識の共有とスキルアップが期待でき、特にアジャイル開発でよく用いられ、ドライバーとナビゲーターの役割は定期的に交代します。
ペアプログラミングの主な役割
- ドライバー: 実際にキーボードを操作してコードを書く人。
- ナビゲーター: コードの方向性を示し、問題点や改善点を指摘する人（レビュー担当）。
メリット
- 品質向上: 常に誰かがコードをチェックするため、バグが減り、より高品質なコードになる。
- 知識・スキルの共有: 経験豊富なエンジニアから初心者へ、あるいは異なる専門知識を持つ者同士で知識が共有され、チーム全体のスキルが底上げされる。
- 問題解決の迅速化: 難しい問題に直面しても、2人で議論することで解決策を見つけやすくなる。
- モチベーション維持・チームワーク向上: 一人ではないため、孤独感がなく、一体感を持って作業できる。
具体的な進め方（例）
- 交代のタイミング: 30分ごと、または単体テスト1つを完了するごとなど、短時間で役割を交代する。
- ペアの組み合わせ: 新人エンジニアとベテランエンジニアの組み合わせが効果的とされることが多いが、一定期間でペアを組み替えることもある。
関連する手法
- モブプログラミング: ペアプログラミングを3人以上（3〜4人程度）で行うもので、さらに多くの視点を取り入れられる。
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