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【応用情報技術者試験】コンピュータ構成要素とハードウェアを学ぼう!     ~第8章~コンピュータの周辺装置

キーボード, マウス, ディスプレイ, プリンター, Webカメラ, スピーカー, 外付けストレージなど、パソコン本体に接続して機能を追加・拡張する機器全般を指し、入力・出力・記憶・ネットワークなど様々な役割があります。これらを組み合わせることで、作業効率や利便性、エンターテイメント性を高めることができます。

画像参照:https://www.pc-koubou.jp/goods/device.php?srsltid=AfmBOop6eWch4R4vKeWXaUx1Zm6bpWv-ikOU6Obr8JhWcjnbGymNTV4k

入出力インターフェース

入出力インターフェースとは、コンピュータ本体とキーボード、マウス、プリンタ、ディスプレイなどの周辺機器を接続し、データをやり取りするための規格(コネクタ形状、ケーブル、通信方式)の総称で、シリアル(USBなど)とパラレル(旧式)に大別され、現代では高速なシリアル方式が主流となっています。これには、RS-232C、USB、IEEE1394(FireWire)、HDMI、DisplayPortなどの具体的な規格が含まれ、データを直列(1ビットずつ)または並列(複数ビット同時)に転送します。

主な入出力インターフェースの例

  • USB:PCとほぼ全ての周辺機器を接続する汎用シリアル規格。Type-Cは上下の区別がない。
  • HDMI / DisplayPort:映像・音声信号をデジタルで送るシリアル規格。テレビやモニター接続に。
  • IEEE1394 (FireWire):高速なデータ転送に対応し、デジタルビデオカメラなどに使われたシリアル規格。
  • RS-232C:モデムや古いプリンタなどで使われたシリアル規格。
  • SCSI / IDE:HDD接続に使われたパラレル規格。現在はシリアル(SATAなど)に置き換わっている。

転送方式による分類

  • シリアルインターフェース:1本の線で1ビットずつ直列にデータを送る。ケーブルが細く、高速化が進んでいる(例: USB, HDMI, DisplayPort)。
  • パラレルインターフェース:複数(8ビットなど)の線で同時に並列にデータを送る。制御が難しく高速化に限界があり、シリアル化が進んだ(例: SCSI, IDE, パラレルポート)。

その他の種類

  • 無線インターフェース::Wi-Fi、Bluetoothなど、ケーブルを使わずに無線で接続する方式。
  • バスパワー::USBなどを介してPCから周辺機器へ電源を供給する方式。
  • ホットプラグ::電源ONのまま機器の抜き差しができる機能(USBなど)。

組み込みシステム

組み込みシステムは、家電、自動車、産業機器などの特定の機能を制御するために内部に組み込まれた、マイクロコンピュータ(マイコン)、センサー、アクチュエータ、専用ソフト(ファームウェア)からなるコンピュータシステムです。家電なら洗濯機や冷蔵庫、自動車ではECU(電子制御ユニット)が代表例で、高性能・高信頼性・省電力が求められます。 

概要と特徴

  • 定義: 特定の目的(洗濯、走行制御など)のために専用化されたコンピュータ。
  • 構成要素: ハードウェア(CPU/MPU/MCU、センサー、メモリ)と、それを動かす専用ソフトウェア(OSレスまたはリアルタイムOS)。
  • 主な特徴:
    • 専用性: 特定の機器専用に設計・最適化されている。
    • リアルタイム性: 危険回避や操作に対して即座に反応する必要がある。
    • 高い信頼性: 故障や不具合が人命や製品の安全に関わるため、高い品質が要求される。
    • リソース制限: PC等と比較してコスト、サイズ、消費電力の制約が厳しい。 

関連用語を下記に整理します。

名称概要
IoT
(Internet of Things)
家電、自動車、産業機器などの「モノ」をインターネットに接続し、データの収集・分析や相互通信を行う技術です。遠隔操作、状態把握、自動化により、家庭の利便性向上や企業の効率化、業務自動化に寄与する。 
SoC
(System on a Chip)
CPU、GPU、メモリ、通信モジュールなど、電子機器の動作に必要な主要機能を1つの半導体チップ上に実装した技術です。スマートフォン、家電、自動車の頭脳として機能し、小型化、低消費電力、低コストを実現します。
SiP
(System in Package)
CPU、メモリ、センサーなど機能の異なる複数の半導体チップ(ダイ)を1つのパッケージ内に封止し、高密度に実装する技術です。1つのチップに機能を集約するSoCと異なり、個別のチップを積層・連結するため、短期間かつ低コストで高性能・小型化を実現でき、携帯機器や通信デバイスで広く採用されています。

組み込みシステムで利用される装置

組み込み機器では、周囲の環境を観測して、温度・湿度・圧力・傾きなどの様々な情報を取得します。このような情報の取得にはセンサを使用します。下記に代表的なセンサを整理します。

名称概要
光学センサ光の強さ、波長、方向を検出し、それを電気信号(電圧や電流)に変換するデバイスの総称です。可視光のほか、赤外線や紫外線も利用し、投光素子(LEDなど)と受光素子(フォトダイオードなど)を組み合わせて、物体の有無、距離、色、位置などを非接触で高精度に検知します。 
温度センサ熱(物体、液体、気体)を物理的・電気的な変化(抵抗や電圧)に変換して温度を測定する機器です。主に、直接触れる「接触式(熱電対、測温抵抗体、サーミスタなど)」と、触れない「非接触式(放射温度センサ)」に分類され、工業用から家庭用まで幅広い用途で温度監視・制御に利用されます。 
加速度センサ物体に生じる直線的な動き(加速度)、振動、重力を利用した傾き、または衝撃を検知するデバイスです。主にMEMS技術を用いた超小型センサーがスマホ、自動車、ゲーム機、IoT機器などで姿勢制御や動きの検知に幅広く利用されており、3軸(XYZ)検出が一般的です。 
ジャイロセンサ物体が回転する速度を検出する慣性センサです。コリオリ力を利用して1秒間あたりの回転角度を測定し、スマホの画面回転、手ブレ補正、ゲームのコントローラー操作、ドローンの姿勢制御などに利用されています。
磁気センサ磁石や電流が発生させる磁界(磁力)の強さ、方向、変化を検知し、電気信号に変換する部品です。非接触で回転数、位置、角度、開閉などを高精度に検出できるため、スマートフォン(コンパス・開閉)、自動車(ABS)、家電、産業機器などの幅広い分野で使用されています。 
超音波センサ人間の耳には聞こえない高い周波数の音波(超音波)を発信し、物体に当たって戻ってくる反射波の時間を測定して、非接触で距離や存在を検出するデバイスです。透明体や光沢のある物体、色の影響を受けず、油やほこりにも強いため、自動車のバックソナー、工場の製品検知・レベル測定など、幅広い産業分野で使用されています。 
ひずみセンサ物体が力などによって変形(伸び縮み)した量(ひずみ)を検出し、それを電気信号に変換するセンサーで、ひずみゲージ式センサーが一般的です。物質が変形すると電気抵抗値が変化する原理を利用し、荷重計、圧力センサー、加速度センサーなど、さまざまな計測に応用され、航空機から体重計まで幅広い分野で使われています。

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