【応用情報技術者試験】インタプリタ型

インタプリタ型とは、人間が書いたプログラムのソースコードを一行ずつコンピュータが理解できる機械語に逐次解釈・実行する方式です。この方式に対応したプログラミング言語は「インタプリタ型言語」と呼ばれ、コードの変更や実行が容易である一方、実行速度は一般的にコンパイラ型言語より遅くなる傾向があります。例としては、PythonやJavaScriptなどがあります。 

仕組み

• 逐次実行: ソースコードを一行ずつ読み込み、その都度実行可能な形式に変換して処理します。
• 「通訳者」: この変換と実行を行うソフトウェアを「インタプリタ」と呼び、外国語を逐次通訳するように動作します。
• 実行ファイル不要: コンパイル型言語のように、事前に機械語の実行ファイルを作成する必要はありません。 

特徴

• 開発の柔軟性: コードを書いてすぐに実行できるため、修正やデバッグが容易で、開発時の柔軟性が高いです。
• 実行速度: 逐次処理のため、コンパイラ型言語と比べて実行速度は遅くなる傾向があります。
• 環境: プラットフォームに依存しにくく、多くの環境で実行しやすいという利点があります。
• 例: Python, Ruby, JavaScript, PHPなどがインタプリタ型言語の代表例です。