【応用情報技術者試験】合流バッファ

合流バッファとは、複数のタスクの流れ(非クリティカルチェーン)が合流し、プロジェクトのクリティカルチェーンに合流する地点の直前に設けられる「時間的余裕」のことです。クリティカルチェーン以外のタスクが遅延しても、このバッファが遅れを吸収し、クリティカルチェーンへの影響を防ぐ役割を担います。

合流バッファの役割

  • 遅延の吸収:合流チェーン(非クリティカルチェーン)で発生した遅れを、合流バッファで吸収し、クリティカルチェーンへの影響を最小限に抑えます。
  • プロジェクト全体の安定化:クリティカルチェーン上のタスクはプロジェクト全体の期間に影響を与えるため、合流チェーンの遅れがクリティカルチェーンに波及するのを防ぎ、プロジェクトの遅延リスクを低減させます。
  • 現実的スケジュールの実現:バッファを設けることで、タスクの遅延や不確実性に対応しつつ、より現実的なプロジェクトスケジュールを作成できます。

配置される場所

  • クリティカルチェーンに合流する、複数の非クリティカルなタスクのパスの最後に設置されます。

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