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【応用情報技術者試験】タイムクォンタム

「タイムクォンタム」とは、タイムシェアリングシステムにおいて、タスク(プロセスやスレッド)にCPUを割り当てる時間のことです。一定時間ごとにタスクを切り替えることで、複数のタスクを同時に実行しているように見せかけることができます。

詳細:

  • タイムシェアリングシステム:複数のユーザーやタスクが、CPUなどのリソースを順番に共有して利用するシステムです。
  • タイムスライス:タイムクォンタムは、タイムスライスとも呼ばれ、CPUの利用時間を細かく分割したものです。
  • ラウンドロビン方式:タイムクォンタムを用いてタスクを切り替えるスケジューリング方式の一つで、各タスクに均等にCPU時間が割り当てられます。
  • 優先度:タイムクォンタムは、タスクの優先度によって異なる場合があります。優先度の高いタスクには、より長いタイムクォンタムが割り当てられることがあります。
  • オーバーヘッド:タイムクォンタムを短くすると、タスクの切り替え回数が増え、OSのオーバーヘッドが増加する可能性があります。
  • メリット:タイムクォンタムを短くすることで、各タスクの応答性が向上し、ユーザーはよりスムーズに処理を実行できます。

例:

例えば、ラウンドロビン方式で、タイムクォンタムが10ミリ秒の場合、各タスクは10ミリ秒ごとにCPUを切り替えて実行されます。もしタスクの処理が10ミリ秒以内に終わらなければ、そのタスクは一旦中断され、待ち行列の最後尾に移動し、次のタスクが実行されます。

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