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【応用情報技術者試験】復旧オプション

復旧オプションとは

サービスの中断に対応するための戦略。システム復旧のための戦略として、手作業のワークアラウンド、相互協定、段階的復旧(コールドスタンバイ)、中間的復旧(ウォームスタンバイ)、高速復旧(ホットスタンバイ)、即時的復旧(ホットスタンバイ)に整理される。

手作業のワークアラウンド

ITサービスが再開するまでの数日間、緊急的な措置として業務を手作業で遂行する方法。
通常は他の復旧オプションと併用される。

相互協定

他の事業者と協定を結び、非常時には他の事業者のリソースを使用してITサービスを復旧させる方法。

段階的復旧(コールドスタンバイ)

コンピュータシステムを設置できる施設だけを確保しておき、障害発生時にはそこに機材などを搬入してバックアップサイトとして機能させる方式。障害発生時には、システムの導入とデータの復旧を行なって業務を引き継ぐ。

中間的復旧(ウォームスタンバイ)

バックアップサイトに本システムと同じ機器を全部(あるいは部分的に)設置しておく方式。
障害発生後には、追加の機器やデータおよびプログラム媒体を搬入してから予備系システムを立ち上げて処理を引き継ぐ。

高速復旧(ホットスタンバイ)

バックアップサイトに本システムと同じ機器およびバックアップデータを用意しておく方式。
非常時にはデータの復旧を行ってから処理を引き継ぐ。本システムと同じものを稼働させておき、定期的に同期をとる方式もこれに含まれる。

即時的復旧(ホットスタンバイ)

日常からバックアップサイトで本システムと同じものを稼働させておき、非常事態が起きたときに切れ目なく業務を引き継ぐ方式。常に本システムのデータと同期が行われており、障害発生時に直ぐにその施設でシステムを運用できる体制になっている。

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