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【応用情報技術者試験】デコーダ

デコーダーとは、エンコーダー(符号化)によって変換されたデジタルデータを、人間や他の機器が理解できる元の形式に復号(デコード)するハードウェアまたはソフトウェアです。具体的には、デジタル映像をモニターで表示するためにアナログ信号に変換したり、圧縮された動画データを再生可能な状態に戻したりする役割を果たします。 

デコーダーの主な役割と用途

  • 映像・音声の復号:
    • エンコーダーで圧縮・符号化されたデジタル映像や音声を、HDMIなどの信号に変換してモニターやスピーカーで再生できるようにします。
    • IPカメラの映像を、ディスプレイに表示するためにデコードする機器(ネットワークビデオデコーダー)があります。
  • CPU内の回路:
    • CPU内部の命令デコーダは、機械語で書かれた命令を解釈し、プロセッサが実行できるように変換する回路です。
  • 論理回路:
    • 複数個の入力端子と出力端子を持ち、入力の組み合わせによって特定の出力端子を有効にする論理回路です。
    • 特定の機能(例: 3入力信号から8つの出力信号)を有効にする目的などで使用されます。
  • ソフトウェア:
    • 圧縮ファイルの解凍や、暗号化されたデータの復号を行うソフトウェアもデコーダーと呼ばれます。
    • 文字コード(例: UTF-8)を復元する際にも使用されます。

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