リモートロックとは、ネットワークを介してデバイスや施設を遠隔で操作し、ロック・解錠する機能の総称です。デバイスが紛失・盗難された際に不正利用を防いだり、施設の入室管理で暗証番号の発行や履歴管理を効率化したりするために用いられます。
デバイスのリモートロック
- 目的:紛失・盗難したスマートフォンやパソコンなどのデバイスに対し、遠隔でパスワードロックをかけたり、データを消去したりすることで、第三者による不正アクセスや情報漏洩を防ぎます。
- 機能:
- 遠隔からのパスワードロック。
- 端末内のデータの遠隔消去(リモートワイプ機能)。
- 警告音を鳴らしたり、画面にメッセージを表示させたりする機能。
- 主な利用シーン:テレワーク中のノートパソコンの紛失・盗難対策、個人のスマートフォン紛失時のセキュリティ対策。
施設のリモートロック(スマートロック)
- 目的:Wi-Fi接続型のクラウド管理システムを利用して、暗証番号やQRコードなどによる入室管理を遠隔で行い、施設の省人化とセキュリティ向上を図ります。
- 機能:
- クラウド上で暗証番号をリアルタイムに発行・削除。
- 暗証番号に有効期限を設定し、一時的な利用者の不正利用を防ぐ。
- 入退室の履歴を記録・管理し、後から追跡できる。
- 施設や用途に応じた様々なドアタイプに対応。
- 主な利用シーン:
- 公共施設(体育館、集会所など)の予約管理と入室管理。
- 宿泊施設やレンタルスペースでのキーレスな入退室管理。
- 店舗などでの利用者のアクセスコントロール。
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