プロキシサーバの主な機能は、クライアントの代わりにWebサーバと通信する「代理機能」、Webサイトのデータを一時保存して通信を高速化する「キャッシュ機能」、アクセスを制御してセキュリティを強化する「フィルタリング機能」、そして元のIPアドレスを隠してプライバシーを保護する「匿名性確保機能」です。
プロキシサーバの主な機能
- 代理機能:
- クライアント(PCやスマートフォン)からのインターネットへのリクエストを、プロキシサーバが代わりに受け取り、Webサーバに送信します。
- Webサーバからのレスポンスを受け取り、クライアントに転送するため、クライアントとWebサーバの間に位置する「仲介者」として機能します。
- キャッシュ機能:
- 一度アクセスしたWebサイトのデータをプロキシサーバに一時的に保存します。
- 次回同じサイトにアクセスした際には、サーバから取得するのではなく、保存したキャッシュデータを返して表示を高速化します。
- フィルタリング機能:
- アクセスできるWebサイトを制限したり、有害なサイトやコンテンツをブロックしたりできます。
- 社内ネットワークなどの環境で、不適切なWebコンテンツへのアクセスを防ぐ目的で利用されます。
- 匿名性確保機能:
- クライアントの実際のIPアドレスを隠蔽し、プロキシサーバのIPアドレスを使用します。
- これにより、ユーザーのプライバシーが保護され、特定の地域からのアクセスを偽装して、地域制限のあるサイトにアクセスすることが可能になります。
補足
利用者認証機能でログからユーザ名を確認が可能です。
- 通信の高速化・負荷軽減:
- キャッシュ機能により、頻繁にアクセスされるWebサイトの表示速度が向上します。
- 同時に、プロキシサーバがWebサーバへのアクセスを代行することで、Webサーバの負荷を軽減できます。
- 負荷分散:
- リバースプロキシの場合、複数のWebサーバにアクセスを分散させることで、特定のサーバへの負荷集中を防ぎます。
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