UHFアンテナとは、地上デジタル放送を受信するためのアンテナで、「Ultra High Frequency(極超短波)」の頭文字を取ったものです。周波数300MHz〜3GHzの電波帯を指し、特に日本では470MHz〜770MHzのUHF帯の電波をテレビ放送に使用しているため、地デジ受信には欠かせません。
UHFアンテナの特徴
- 地デジ放送専用:地上デジタル放送(地デジ)を受信するにはUHFアンテナが必須です。
- 小型化が可能:UHF帯の電波は波長が短いため、VHFアンテナ(アナログ放送で使用)に比べてアンテナ本体を小型化できます。
- 設置場所の制約:VHF帯に比べてUHF帯の電波は障害物に弱く、山やビルなどに遮られると受信しづらくなるため、見通しの良い場所に設置する必要があります。
- 多様な種類:屋根上に設置する伝統的な八木式アンテナ、壁面に取り付けるデザインアンテナ、室内に置ける室内アンテナなど、さまざまな種類があります。
VHFアンテナとの違い
- 受信する周波数帯:UHFアンテナはUHF帯(300MHz〜3GHz)を受信するのに対し、VHFアンテナはVHF帯(300MHzまで)を受信します。
- 現在の利用用途:地上デジタル放送が始まったことで、現在、テレビの受信にはUHFアンテナが使われています。VHFアンテナは現在では、FMラジオの受信などに活用されています。
UHFアンテナは、地域ごとの電波の状況によって適した種類や設置方法が異なるため、専門業者に相談して適切なアンテナを選び、設置することが推奨されます。
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