【応用情報技術者試験】フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアリングとは、システムやWebアプリケーションの開発において、ユーザーインターフェース(フロントエンド)からサーバーサイド(バックエンド)の処理、さらにはインフラ構築・保守まで、多岐にわたる工程を一人で担当できるエンジニアリングスキルを指します。特定の職種名ではなく、複数の技術領域に深い知識とスキルを持ち、開発工程を幅広く一貫して担当できるポジションを指す言葉です。

フルスタックエンジニアの主な仕事内容

  • フロントエンド開発:ユーザーが直接触れる画面の設計や開発を行います。
  • バックエンド開発:サーバーサイドの処理やデータベースとの連携などを開発します。
  • インフラ構築・保守:サーバーのセットアップ、クラウドサービス(AWSなど)の活用、システムの運用・保守を担当します。

フルスタックエンジニアに必要なスキル

  • 幅広い技術知識:フロントエンド、バックエンド、データベース、サーバー、ネットワークなど、複数の分野に精通している必要があります。
  • クラウドサービスの利用スキル:AWSなどのクラウドサービスを理解し、適切に利用できるスキルも重要です。
  • システム全体の視野:各工程だけでなく、開発全体を俯瞰してプロジェクトを推進できる視野が求められます。
  • コミュニケーション能力:他の専門職のエンジニアとも円滑に連携し、プロジェクト全体をまとめるコミュニケーション能力も必要です。

フルスタックエンジニアリングのメリット

  • コスト削減と開発スピードの向上:複数の工程を一人で担当できるため、人件費の削減や開発スピードの向上が期待できます。
  • 迅速な対応力:システム全体の仕様を把握しているため、不具合修正やアップデートにも素早く対応できます。
  • 担当者の品質・品質への意識向上:全工程を把握しているからこそ、担当する各工程の品質を高め、システム全体の完成度を高めることができます。

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