【応用情報技術者試験】クライアント

ITにおける「クライアント」とは、サーバーから機能や情報の提供を受けるコンピュータやソフトウェアを指します。これは、インターネット上でWebサイトを閲覧する際のパソコンやWebブラウザ、あるいはメールを送受信するメールソフトなど、利用者が直接操作する側の機器やアプリケーションの総称です。クライアントはサーバーにリクエスト(要求)を送り、サーバーは処理した結果をクライアントに返答します。

クライアントの役割

  • リクエスト(要求)の送信:ユーザーの操作に応じて、必要な情報やサービスをサーバーに要求します。
  • レスポンス(応答)の表示:サーバーから受け取った情報や処理結果をユーザーが利用できるように表示します。

クライアントの例

  • パソコン・スマートフォン:Webサイトやアプリケーションを利用するためのデバイスそのものです。
  • Webブラウザ:Webサーバーから情報を取得し、Webページとして表示するソフトウェアです。
  • メールソフト:メールサーバーにアクセスし、メールの送受信を行うアプリケーションです。

クライアントとサーバーの関係

ITシステムでは、クライアントとサーバーが対になって機能する「クライアント・サーバーシステム」が一般的です。

  • サーバー:クライアントからの要求を受け、機能やデータを提供する役割を持ちます(例:Webサーバー、メールサーバー)。
  • クライアント:サーバーからサービスを利用する側であり、ユーザーに身近な存在です。

この関係は、レストランで客(クライアント)が注文し、料理人(サーバー)がそれを作って提供する様子に例えられます。

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