【応用情報技術者試験】OC曲線

OC曲線(検査特性曲線)は、抜き取り検査におけるロットの不良率と、そのロットが合格と判定される確率の関係を示すグラフです。縦軸にロットの合格率、横軸に製品の不良率を取り、左上から右下へゆるやかなカーブを描きます。この曲線を使うと、特定の検査方法や基準における不良品の流出リスクや、判定を誤るリスクを評価・比較できます。

参照:https://tecdlab.com/2023/08/24/oc%E6%9B%B2%E7%B7%9A%E3%81%AE%E8%A6%8B%E6%96%B9%E3%83%BBexcel%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%81%9F%E4%BD%9C%E5%9B%B3%E3%80%80%EF%BD%9E%E6%8A%9C%E5%8F%96%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91/

OC曲線の主な要素と読み方

  • 縦軸(合格率):そのロットが抜き取り検査に合格する確率を示します。
  • 横軸(不良率):ロットに含まれる不良品の割合(不良率)を示します。
  • 曲線の形状:
    • 不良率が低いほど、ロットが合格する確率は高くなります。
    • 不良率が高くなるほど、合格する確率は低くなります。
    • 左上から右下へ下がるような緩やかなカーブを描きます。

OC曲線の用途

  • 抜取計画の評価:特定の抜き取り計画(サンプルサイズや合格判定個数)の性能や、不良品を見逃すリスク(消費者リスク)と、良品を誤って不合格にするリスク(生産者リスク)のバランスを評価できます。
  • 検査方法の検討:異なる検査方法や基準で作成したOC曲線を比較することで、どのような検査方式が目的に適しているかを判断できます。
  • リスクの定量化:品質管理において、どの程度の不良率のロットがどの程度の確率で合格するかを定量的に把握するのに役立ちます。

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