SSIDとは?何に必要?
SSIDとは、Wi-Fi接続する際に必要なネットワーク名のことです。カフェや商業施設のフリーWi-Fiを接続する際に、ネットワーク名としてSSIDが表示されているのを見かけた方もいるかもしれません。
ここからはSSIDにはどんな役割なのか、どんな種類、機能があるのか解説します。
Wi-Fi接続に必要なSSID
SSIDとは、Service Set Identifierの略称で、Wi-Fi接続するためのローカルネットワーク名です。最大32文字までの英数字で組み合わされた文字列で、Wi-Fi接続する際はSSIDが接続可能なネットワークとして表示されます。
デバイス(子機)をWi-Fi接続する際は、Wi-Fiルーター(親機)に設定されているSSIDにアクセスします、SSIDは出荷時にすでに設定されていますが、後から任意の文字列へ変更が可能です。
SSIDの種類
Wi-Fiには利用できる周波数があり、SSIDも周波数帯ごとに分かれます。たとえば、BUFFALO製のルーターを使用する場合、下記の様にSSIDが表示されます。
・2.4GHz帯:buffalo-2G〜
・5GHz帯:buffalo-5G〜
・6GHz帯:buffalo-6G〜
ルーター対応機種であっても、6Ghz帯に対応しているデバイスは少ないため、接続できるネットワークに表示されない可能性があります。Wi-Fiネットワークリストに6GHzが表示されない場合は、使用しているデバイスがWi-Fi-6Eに対応しているか確認してみましょう。
Ghz帯ごとの特徴を知りたい方はこちら
SSIDに関係する機能
Wi-Fiルーターには、さまざまな機能が搭載されています。ここでSSIDに関係する主な機能を4つ解説します。
バンドステアリング | バンドステアリングは、異なる周波数帯で混雑していない帯域を判別して自動接続する機能です。この機能が搭載されている場合、2.4GHz帯の回線が混雑すると、自動で5GHzへ切り替わります。 |
SSIDステルス | SSIDステルスとは、SSID名がデバイスのネットワーク一覧に表示されないようにする機能です。SSID名を知っている人以外からのアクセスをブロックします。 |
ANY接続拒否 | ANY接続拒否は、電波状況の良いアクセスポイントに自動接続してくるデバイスをブロックする機能です。基本的にSSID名は表示されますが、機種によってはステルス機能も兼ね備えています。 |
マルチSSID | マルチSSIDは、一部のルーターにのみ搭載されている複数のSSIDが設定できる機能です。社員とゲストの接続Wi-Fiを分けたい場合など、ビジネスシーンで活躍します。 |
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