RAIDは、複数ディスクを組み合わせて性能や耐障害性を高める技術です。最初はストライピング・ミラーリング・パリティの3つを分けて理解しましょう。
この記事ではRAID0・1・5・10の基礎とバックアップとの違いを確認します。容量計算やRAID6との比較は、最後の無料noteへ進めます。
1.3つの保存方法を整理する

| 用語 | 仕組み |
|---|---|
| ストライピング | データを複数ディスクへ分けて保存 |
| ミラーリング | 同じデータを複数ディスクへ複製 |
| パリティ | ディスク故障時のデータ復元に利用する情報 |
2.RAID0・1・5を比較する
RAID0はストライピングで、RAID0自体には冗長性がありません。RAID1はミラーリングで、基本の2台構成なら1台の故障に耐えられます。RAID5はデータとパリティを分散し、最低3台が必要で、1台の故障に耐えられます。
基本モデルで同容量ディスクを使う場合、RAID0は全台分、2台のRAID1は1台分、RAID5は全体から1台分を除いた容量が使えます。RAID5のパリティが、常に特定の1台だけへ置かれるわけではありません。
3.RAID10はミラーとストライピングの組合せ
RAID10は、ミラーリングした組をストライピングする基本構成です。典型的には最低4台を使い、同容量なら使用可能容量は全体の半分です。複数台故障に耐えられるかは、故障したディスクが同じミラーの組かどうかにも依存します。
4.RAIDはバックアップの代わりにはならない
耐障害性のあるRAIDは、ディスク故障でも利用を続けるための仕組みです。誤削除や不正な変更が複製されることもあるため、別の時点や場所へ保存して復元するバックアップとは区別します。
理解を確かめる確認問題
RAID1の基本の保存方法はどれでしょうか。
ア:データを分割する イ:同じデータを複製する ウ:パリティだけを保存する
解答・解説を見る
正解はイです。RAID1はミラーリングで同じデータを複製します。
まとめ:方式名より、保存方法を先に覚える
分散するのか、複製するのか、復元情報を持つのかで比較しましょう。次は台数と1台の容量から、使用可能容量を求める練習へ進めます。

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