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【応用情報技術者試験】RACIチャート

RACIチャートとは、プロジェクトや業務における役割と責任を明確にするためのフレームワークです。RACIは、Responsible(実行責任者)、Accountable(説明責任者)、Consulted(相談相手)、Informed(報告相手)の頭文字を取ったもので、それぞれの役割をタスクごとに割り当てることで、誰が何を担当するのかを可視化します。

RACIチャートの構成要素:

  • Responsible (実行責任者):タスクを実際に実行する人。
  • Accountable (説明責任者):タスクの結果に対して最終的な責任を持つ人。
  • Consulted (相談相手):タスクに関して相談に乗る人。専門知識や経験を持つ人が該当します。
  • Informed (報告相手):タスクの進捗状況や結果を報告する相手。

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参照:https://smbiz.asahi.com/article/15102432

RACIチャートの作成手順:

1. タスクの洗い出し:プロジェクトや業務で必要なタスクをリストアップします。

2. 関係者の特定:タスクに関わる人を洗い出し、リストアップします。

3. 役割の割り当て:各タスクに対して、RACIの役割を割り当てます。各タスクに対して、Accountable(説明責任者)は必ず1人に絞る必要があります。

4. 共有:作成したRACIチャートを関係者と共有し、認識を統一します。

    RACIチャートのメリット:

    • 責任の所在を明確にする:誰が何を担当するのかが明確になるため、混乱や責任のなすりつけ合いを防ぐことができます。
    • コミュニケーションの円滑化:誰に相談すれば良いのか、誰に報告すれば良いのかが明確になるため、スムーズなコミュニケーションが期待できます。
    • 業務効率の向上:役割が明確になることで、無駄な作業や重複作業を減らすことができます。
    • トラブルの防止:責任の所在が明確になることで、トラブル発生時の対応が迅速化します。

    RACIチャートとRASICチャートの違い:

    RACIチャートは、Responsible、Accountable、Consulted、Informedの4つの役割に焦点を当てていますが、RASICチャートは、そこにSupport(支援)という役割を加えた5つの役割で構成されています。Supportは、タスクの実行をサポートする役割を担います。

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