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【応用情報技術者試験】PLC

PLCとは、「プログラマブルロジックコントローラ」の略で、プログラムによって産業用機械などを自動制御する装置です。日本では、三菱電機が販売する製品の「シーケンサ」という名称で広く普及しており、工場設備、エレベーター、遊園地のアトラクションなど様々な分野で使われています。PLCは、パソコンのようにCPUやメモリを備え、スイッチやセンサーといった入力機器からの信号をもとに、あらかじめ決められたプログラムに従ってモーターやランプなどの出力機器を制御します。 

主な特徴

  • 自動制御装置: 物理的な配線で制御していた時代から、プログラムで柔軟に制御できるようになりました。
  • シーケンス制御: 「AをしたらBをする」といった、あらかじめ定められた順序で機械を動かす「シーケンス制御」を行うのが主な役割です。
  • 多様な用途: 工場の生産ラインの自動化だけでなく、エレベーター、上下水道プラント、空調設備など、身近な設備にも使われています。
  • 高い信頼性: 産業用機器に必要な堅牢性、保守性、信頼性に優れており、工場などの過酷な環境での使用に適しています。 

種類

  • パッケージタイプ: 基本機能が全て一体となったタイプで、安価で導入しやすいのが特徴です。
  • ブロックタイプ: 必要な機能をユニットで組み合わせて構成するタイプで、拡張性が高いのが特徴です。 

プログラミング

  • ラダー方式: グラフィック言語である「ラダー方式」が主流で、リレー回路の配線図に似ており、理解しやすいのが特徴です。
  • 専用ツール: パソコンで専用のプログラミングツールを使用し、プログラムを作成・書き込みます。

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