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【応用情報技術者試験】EA参照モデル

EA参照モデルとは、エンタープライズアーキテクチャ(EA)構築におけるひな型となるモデルで、業務タイプ、データタイプ、アプリケーション構成、技術要素などの構成要素が整理されており、作業の負担軽減、品質向上、共通理解の促進に役立ちます。政府や関連機関が提供する参照モデルを活用することで、組織はEAの成果物を効率的に作成でき、 業務とシステムの整合性を確認する際にも有用です。

EA参照モデルの主な目的

  • 作業効率の向上:参照モデルはEAのひな型として機能するため、ゼロからEAを設計する手間が省け、作業時間を削減できます。
  • EAの品質向上:公開された参照モデルは専門家によって設計され、検証プロセスを経ており、作業者のスキル不足を補い、ダイアグラムの品質向上につながります。
  • 共通認識の形成:EAの成果物で使用される分類や用語が統一されるため、異なる表現や粒度による問題を防ぎ、担当者間の共通理解を促進します。
  • 業務とシステムの整合性確認:業務改革やシステム改善を行う際に、参照モデルを参考にすることで、業務とシステムの整合性を確認しやすくなります。

参照モデルの種類

EA参照モデルは、エンタープライズアーキテクチャを構成する要素ごとに分類され、代表的なものとして以下があります。

  • 政策・業務参照モデル:社会環境や情報技術の変化に対応し、業務改善を行う際の参考となります。
  • データ参照モデル:組織の業務で利用されるデータの構造や定義などをモデル化します。
  • アプリケーション参照モデル:組織で利用されるアプリケーションの構成オプションなどを集約したモデルです。
  • 技術参照モデル:業務システムを支える技術要素に関する情報を整理したモデルです。
  • サービスコンポーネント参照モデル:サービス提供に必要なコンポーネントの構成などをまとめたモデルです。

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