集計関数とは、複数のデータから特定の計算(合計、平均、件数など)を行い、一つの値を返す関数のことです。SQLやExcelなどでよく使われます。
集計関数の種類と例:
- 合計 (SUM):指定した範囲の数値を合計します。
例: SUM(売上) - 平均 (AVG):指定した範囲の数値の平均を計算します。
例: AVG(売上) - 件数 (COUNT):指定した範囲のデータの件数を数えます。
例: COUNT(顧客ID) - 最大値 (MAX):指定した範囲の数値の最大値を求めます。
例: MAX(売上) - 最小値 (MIN):指定した範囲の数値の最小値を求めます。
例: MIN(売上) - 条件付き合計 (SUMIF, SUMIFS):指定した条件に一致するデータの合計を計算します。
例: SUMIF(地域, “東京”, 売上) - 条件付き件数 (COUNTIF, COUNTIFS):指定した条件に一致するデータの件数を数えます。
例: COUNTIF(地域, “東京”)
SQLでの集計:
SQLでは、GROUP BY
句と組み合わせて、グループごとの集計ができます。例えば、地域ごとの売上合計を求めるには、次のように記述します:
ソースコード
SELECT 地域, SUM(売上) AS total_sales
FROM sales_table
GROUP BY 地域;
Excelでの集計:
Excelでは、SUM
, AVERAGE
, COUNT
, SUMIF
, SUMIFS
などの関数を使って集計を行います。
集計関数の特徴:
- 複数の値をまとめて計算し、一つの結果を返す。
- NULL値を無視するものが多い (COUNT関数はNULL以外をカウント)
- SQLでは、
GROUP BY
句と組み合わせてグループごとの集計が可能 - Excelでは、関数を使って集計を行う。
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