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【応用情報技術者試験】証明書ポリシー

証明書ポリシー(Certificate Policy: CP)とは、認証局(CA)が発行する電子証明書に関する規則を定めた文書のことです。具体的には、証明書の適用範囲、セキュリティ基準、審査基準などを定めています。

詳細:

  • 証明書ポリシーの目的:証明書ポリシーは、CAが発行する証明書の種類、用途、申込手続きなどを明確にし、証明書ユーザー(信頼者)が安心して証明書を利用できるようにするためのものです。
  • 証明書ポリシーの内容:CPには、以下のような情報が含まれます:
    • 証明書の種類:どのような種類の証明書を発行するか(例: サーバー証明書、クライアント証明書、個人証明書など)
    • 証明書の適用範囲:証明書が適用される範囲(例: 特定のドメイン、特定のアプリケーションなど)
    • セキュリティ基準:証明書発行に必要なセキュリティ基準(例: 鍵の長さ、暗号化アルゴリズムなど)
    • 審査基準:証明書発行の際の審査基準(例: 身元確認の方法、認証局の信頼性など)
    • 証明書の失効:証明書が失効する条件や手続き
  • 関連用語:
    • 認証局(CA):電子証明書を発行・管理する機関.
    • 証明書利用者(信頼者):証明書を利用する個人や組織.
    • 認証実施規定(CPS):CAが証明書を発行・管理する際の具体的な手順や運用規則を定めた文書.
  • 例:あるCAが発行するサーバー証明書のCPには、対象となるドメイン名や、証明書発行に必要な身元確認の方法、SSL/TLSプロトコルのバージョンなどが記載されます。

まとめ: 証明書ポリシーは、電子証明書を安全かつ信頼性高く利用するための基盤となる重要な文書です。

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