【応用情報技術者試験】発注方式

定量発注方式

残りの在庫が一定数(発注点)以下になったら発注する方式です。急な需要の増加に対応しづらいため、基本的には安定した出荷量の商品に向いています。

定期発注方式

「毎月1日」といった形で発注するタイミングを設定する方式です。需要の増減に柔軟に対応できますが、毎回発注量を決めるのが手間になる恐れもあります。

簡易発注方式

重要度の低い商品に適用される方法です。「ダブルビン方式」「補充方式」に大別されます。

ダブルビン方式

ダブルビン方式はAとBの2つの箱があることを前提とします。まずはAから使い始め、Aが空になったら初めてBを開封し、新たに1つ発注する方式です。

「空になる」という作業者が視覚的に捉えやすい状態を発注のタイミングとするため、分かりやすいという特徴があります。

補充方式

補充方式は、一定量を使用したらその分だけ発注する方式です。商品ごとに一定量とはどのくらいなのか、過去の出荷データを元に簡易的に決めておきましょう。出荷頻度は少ないけれど、欠品時の損失が大きくなる恐れのある商品に適用するのがおすすめです。

不定量不定期発注方式

発注点を下回ったときに発注するのは定量発注方式と同じですが、発注量はその都度需要に応じて決める方式です。発注数ではなく、出荷対応日数やリードタイム日数、在庫日数を元に毎回異なる数を発注します。

同期化発注方式

発注先と契約し、毎日一定数を納品させる方式です。急な需要の変動が起こった場合は対応しきれないこともありますが、欠品しても問題ない商品の場合は毎回発注する手間を省けるため、有効な発注方式と言えるでしょう。

分納発注方式

定期的に在庫数と計画を確認し、その計画に合わせて在庫が必要になるタイミングで発注する方式です。いつ、何が、どのくらい必要かは、年間スケジュールを元にある程度決まっていますが、予定は常に変わっていくものです。その都度計画の変更に対応しながら発注していきましょう。

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