【応用情報技術者試験】マクシマックス戦略

マクシマックス戦略とは、ゲーム理論における意思決定戦略の一つで、各選択肢における最良の結果（最大利得）を比較し、その中で最も大きい値を選ぶ戦略のことです。楽観的な選択肢を選ぶ傾向があり、ハイリスクハイリターンの状況で有効とされます。

詳細:

マクシマックス戦略の定義:各選択肢の最も良い結果（最大利得）を比較し、その中で最も大きい値を選ぶ戦略です。IT用語辞典 e-Wordsによると
マクシマックス原理との関係:マクシマックス戦略は、マクシマックス原理（最大最大原理）に基づいて選択される戦略です。マクシマックス原理とは、各選択肢の最大利得を比較し、その最大値を選ぶという意思決定の基準です。
他の戦略との比較:マクシマックス戦略は、楽観的な戦略として知られています。これは、最悪の結果ではなく、最良の結果に焦点を当てるためです。例えば、マキシミン戦略は、各選択肢の最悪の結果を比較し、その中で最も良い結果を選ぶ戦略であり、マクシマックス戦略とは対照的です。
例:
- 2つの選択肢AとBがあり、それぞれの場合の最大利得が、A: 100、B: 80の場合、マクシマックス戦略では、Aが選択されます。
- 企業が新製品を開発する際に、市場調査の結果を楽観的に解釈し、最も売上が伸びる可能性が高いと判断した場合、マクシマックス戦略に基づいて、その製品を開発するという意思決定を行う可能性があります。

マクシマックス戦略は、リスクをあまり気にせず、大きな利益を追求したい場合に有効な戦略です。