ホットスタンバイとは、サーバーやネットワーク機器の障害対策として、常に予備機を起動・同期させて待機させ、障害時に瞬時に処理を引き継ぐシステム構成のことです。ダウンタイムを最小限に抑え、高い可用性を実現しますが、常に予備機が稼働するためコストは高くなります(ホットスペアとも呼ばれる)。
特徴
- 高い可用性: 障害発生時に即座に切り替わるため、業務停止時間を大幅に短縮できます。
- リアルタイム同期: 稼働系と待機系でデータを常に同期(ミラーリング)します。
- コスト: 常に機器を稼働させるため、ハードウェア、電力、運用コストがかかります。
- 適用例: 停止が許されない大規模システム、ECサイト、金融システムなどでBCP(事業継続計画)対策として導入されます。
他のスタンバイ方式との比較
- ウォームスタンバイ: 予備機は起動しているが、データ同期はしない。ホットよりコストは低いが、切り替えに時間がかかる。
- コールドスタンバイ: 予備機は停止状態。障害時に起動・設定するため、最もコストは低いが、切り替えに時間がかかり、業務停止も長くなる。
データベースにおけるホットスタンバイ
- データベース(例: PostgreSQL)では、スタンバイサーバーで読み取り専用のクエリを実行できる機能も「ホットスタンバイ」と呼ばれ、負荷分散と可用性向上の両方に貢献します。
まとめ
ホットスタンバイは、障害による損害を最小限に抑えるための強力な手法ですが、その分コストも高くなるため、ビジネスの重要度と予算を考慮して導入が検討されます。

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