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【応用情報技術者試験】エンコーダ

エンコーダは、機械的な動き(回転や直線変位)を電気信号に変換するセンサー、またはデジタルデータを特定の形式に圧縮・変換する装置やプログラムの2つの意味を持ちます。前者は工作機械やロボットの制御、後者は動画や音声データの圧縮などに用いられます。

センサーとしてのエンコーダ

  • 役割:機械的な位置や角度、方向の変化を検出して電気信号に変換します。
  • 用途:産業用ロボットや工作機械などの高精度な位置制御に使われます。
  • 種類:
    • ロータリーエンコーダ:回転の角度や回転数を計測します。
    • リニアエンコーダ:直線軸の移動量を計測します。
  • 仕組み:磁気式や光学式などがあり、目盛り(スケール)と組み合わせて、光の透過/遮断や反射/非反射を電気パルスに変換します。

データ処理としてのエンコーダ

  • 役割:デジタルデータを圧縮したり、異なる形式に変換したりします。
  • 用途:
    • 動画・音声:データ量が大きいため、インターネット配信や保存のために圧縮します。
    • 文字コード:Unicode文字をバイト列に変換するなど、特定の形式へ符号化します。
  • 種類:
    • ハードウェアエンコーダ:ICチップなどの物理的な装置で実装されています。
    • ソフトウェアエンコーダ:CPUなどで実行されるコンピュータプログラムです。

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