【応用情報技術者試験】】マクシミン戦略

マクシミン戦略とは、ゲーム理論における意思決定戦略の一つで、各選択肢の最悪の状況における利益を比較し、その中で最も良い（つまり、損失が最も少ない、または利益が最も大きい）選択肢を選ぶ戦略です。最悪の事態を想定し、その中で最善の行動を選ぶという考え方です。

詳細:

目的:マキシミン戦略は、不確実な状況下で、最悪の事態を回避し、可能な限り良い結果を確保することを目指します。
考え方:各選択肢について、考えられる最悪のケースを想定し、そのケースでの利益（または損失）を比較します。そして、最も利益が大きい（または損失が小さい）選択肢を選びます。
例:例えば、2つの選択肢AとBがあり、
- Aを選択した場合、最悪の場合100万円の損失、最高で500万円の利益を得る可能性があります。
- Bを選択した場合、最悪の場合50万円の損失、最高で300万円の利益を得る可能性があります。

マキシミン戦略では、最悪の損失が小さいBを選択します。